2013年12月20日金曜日

スマートグラス(メガネ型の機器)の製品比較 <Glass, Moverio>

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メガネ型の機器を総称して スマートグラス と呼びますが、これらの機器の特性を利用者視点から整理したいと思います。

今回の登場機器は
  1. Google Glass
  2. エプソン Moverio(新型)
です。


図1 Google Glass
※Moverio(新型) は、まだ公開されていません

表1 機器比較

メーカー Google エプソン
名称 Glass Moverio (新型)
機器を一言で 日常生活を送る上で、手ぶらのまま、適切なタイミングで適切な情報を手に入れることができる、まったく新しい感覚を提供する革命的デバイス。 スマホの「画面表示」と「それ以外」を分離させたような製品。
※根っこにあるのはスマートフォンの考え方。
画面の形状 右目の上に透明なディスプレイが配置される メガネやサングラスと同形状で、メガネのレンズにあたる部分が透明のディスプレイ部となる
画面の見え方 ・視界の右上に小さめに表示されるため、目線を右上に向けることで注視する
・視線を前方に向けている場合は、視野には入るものの、ぼんやりとしか見えない
・没入感はまったくない
・電源オフのとき、視界を遮らない(透明 かつ 右上にあるため)
・視界全体に表示されるため、目線を前方することで見える
・没入感がある
・電源オフのとき、視界を遮らない(透明のため)
リリース時期

米国先行
2014年春?

※日本は未定


2014年春

※Glass の日本投入よりも早いと思われる
メガネとの併用

可能


可能
主な用途 屋内

料理のレシピ参照 など


※提供されるアプリ次第


動画視聴
ゲームプレイ など


※提供されるアプリ次第
屋外

Google の各種サービス (カレンダー 等) との連携
ナビ機能 など

※提供されるアプリ次第
×

※Glass ほどの機動性はない
アプリの配布

Google が全世界向けのマーケットを開設予定
※大規模


エプソンが独自マーケットを開設予定
※小規模
操作方法 タッチジェスチャー

耳の上に細いタッチパッドがついている
Glass の画面サイズにちょうどよいタッチジェスチャーがいくつかあり、これらにより操作する
文字入力用途には向かない


リモコンにタッチパッドがついている
タッチパッドを (スマホを指で触るように) 操作する

※Android と同じ
キー

耳の上に写真撮影ボタンがついている
押すことで写真、長押しで動画が撮れる


リモコンに Android の3種のハードキーがついている

※Android と同じ
音声認識

音声認識により操作可能

※現時点では、綺麗な英語でなければ認識されない
※音声での操作は、日本人には向かないと考えられる
×

※音声認識による操作はできない
ウィンク

ウィンクすることで、写真撮影が可能
×

※ウィンクによる操作はできない


いかがでしょうか。
スマートグラスといっても、コンセプトがまったく異なる製品であることが分かります。
用途に応じたチョイスが必要になるわけですが、実際に購入する場合は、販売数(普及率)も考慮したいところですね。

なお、普及には価格帯も重要となりますが、価格帯については上記に記載しておりません。
Moverioは3〜5万円と言われておりますが、Glass はいまのところはっきりしていません (現在出回っている Glass は Explorer Edition と呼ばれており、有形無形のサービスとあわせて 1500ドル となっております; 正式販売の際は、もっと安くなるでしょう)。

※現時点で公になっている情報をもとに執筆しました。おかしな点が見つかったら修正します。
※ご意見、ご質問、調査依頼なども募集しております。

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