メガネ型の機器を総称して スマートグラス と呼びますが、これらの機器の特性を利用者視点から整理したいと思います。
今回の登場機器は
- Google Glass
- エプソン Moverio(新型)
図1 Google Glass
※Moverio(新型) は、まだ公開されていません
表1 機器比較
メーカー | エプソン | ||
名称 | Glass | Moverio (新型) | |
機器を一言で | 日常生活を送る上で、手ぶらのまま、適切なタイミングで適切な情報を手に入れることができる、まったく新しい感覚を提供する革命的デバイス。 | スマホの「画面表示」と「それ以外」を分離させたような製品。 ※根っこにあるのはスマートフォンの考え方。 |
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画面の形状 | 右目の上に透明なディスプレイが配置される | メガネやサングラスと同形状で、メガネのレンズにあたる部分が透明のディスプレイ部となる | |
画面の見え方 | ・視界の右上に小さめに表示されるため、目線を右上に向けることで注視する ・視線を前方に向けている場合は、視野には入るものの、ぼんやりとしか見えない ・没入感はまったくない ・電源オフのとき、視界を遮らない(透明 かつ 右上にあるため) |
・視界全体に表示されるため、目線を前方することで見える ・没入感がある ・電源オフのとき、視界を遮らない(透明のため) |
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リリース時期 | △ 米国先行 2014年春? ※日本は未定 |
◎ 2014年春 ※Glass の日本投入よりも早いと思われる |
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メガネとの併用 | ◎ 可能 |
◎ 可能 |
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主な用途 | 屋内 | ○ 料理のレシピ参照 など ※提供されるアプリ次第 |
◎ 動画視聴 ゲームプレイ など ※提供されるアプリ次第 |
屋外 | ◎ Google の各種サービス (カレンダー 等) との連携 ナビ機能 など ※提供されるアプリ次第 |
× ※Glass ほどの機動性はない |
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アプリの配布 | ◎ Google が全世界向けのマーケットを開設予定 ※大規模 |
△ エプソンが独自マーケットを開設予定 ※小規模 |
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操作方法 | タッチジェスチャー | ○ 耳の上に細いタッチパッドがついている Glass の画面サイズにちょうどよいタッチジェスチャーがいくつかあり、これらにより操作する 文字入力用途には向かない |
◎ リモコンにタッチパッドがついている タッチパッドを (スマホを指で触るように) 操作する ※Android と同じ |
キー | ○ 耳の上に写真撮影ボタンがついている 押すことで写真、長押しで動画が撮れる |
◎ リモコンに Android の3種のハードキーがついている ※Android と同じ |
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音声認識 | △ 音声認識により操作可能 ※現時点では、綺麗な英語でなければ認識されない ※音声での操作は、日本人には向かないと考えられる |
× ※音声認識による操作はできない |
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ウィンク | ◎ ウィンクすることで、写真撮影が可能 |
× ※ウィンクによる操作はできない |
いかがでしょうか。
スマートグラスといっても、コンセプトがまったく異なる製品であることが分かります。
用途に応じたチョイスが必要になるわけですが、実際に購入する場合は、販売数(普及率)も考慮したいところですね。
なお、普及には価格帯も重要となりますが、価格帯については上記に記載しておりません。
Moverioは3〜5万円と言われておりますが、Glass はいまのところはっきりしていません (現在出回っている Glass は Explorer Edition と呼ばれており、有形無形のサービスとあわせて 1500ドル となっております; 正式販売の際は、もっと安くなるでしょう)。
※現時点で公になっている情報をもとに執筆しました。おかしな点が見つかったら修正します。
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